にぼし(いりこ)の出汁で味噌汁作り
日々のつぶやき / 投稿日: 2019.01.06
娘の冬休みの宿題の1つに【味噌汁づくり】というものがあったので一緒に作りました。
どうやら家庭科で学習したものの復習のようです。
我が家は味噌汁は、時間の余裕があるときは、一番出汁をとった後の二番だしで作りますが、通常、手軽に出汁パックや粉末だしですませてしまうことが多く、今回一緒に作っていろいろな意味で勉強になりました。
まず、スーパーへにぼし(いりこ)を買いに行くところから始めました。
お徳用で200gが400円弱というリーズナブルな煮干しです。
高価で良いものはたくさんありましたが、とりあえずはこれで良いかな^^
煮干しは、まず頭を取り除きます。
さらに、お腹にある黒っぽい内蔵の部分を取り除きます。
この内臓がついたままだと渋みが出てしまうためです。半分に身を割いた方が内臓は取り出しやすいです。
ちょっと面倒な作業ですが、二人で「美味しくなるためよ、頑張ろう〜!」なんて声を掛け合って作業しました。
鍋に下処理をした煮干しと水を入れてそのまま10分ほど置きます。
200mlにつき5g、娘の家庭科の教科書と同じようにしました^^
今回は、多めに1600mlの出汁をとる事に。(煮干しは正味40g)
その間に、具材の準備をします。
大根は皮を厚めにむいていちょう切りに。包丁使いがまだ上手ではなく、見ていてハラハラしますが、こういうのは口で色々言うよりも、やっぱり自分で経験する事で上手になって行くのでポイントだけ伝えたらじっとこらえて見守るようにしています。
お正月のおせち作りで余った金時人参があったので、それも入れることに。
同じように皮をむいて、いちょう切りに。金時人参は大根に比べると水分が少なくて硬いので、滑って手を切らないように注意が必要です。
包丁は上から押さえて切るんじゃないよ、スーッと動かしながら切ると余計な力がいらないよ。
そんなアドバイスを時折伝えて、上手にできるまでひたすら切るのみ!(笑)
えのきは石づきを取り、長さを半分にしてから手でほぐします。
きのこ類があまり得意ではない娘ですが、こんな風に自分で調理するってなると文句ひとつ言わずに食べられるんですよね。不思議なもんで。
苦手食材は、避けてばかりいるよりも、親しみを感じられるよう自分で触れるというのも大切なことなのかもしれません^^
そうこうしていると10分が経過しました。
いよいよ出汁を取ります!
中火にかけて、沸騰直前まで温めます。(決して煮立てないこと!)
煮立ち始めたら火を弱めてアクを丁寧に取ります。
煮干しがゆらゆら〜ってするくらいの火加減を保つのがポイント!(ボコボコ沸騰させるのはダメですよ〜)
7〜8分かけてじっくり旨味を引き出します。
火を止めたら、キッチンペーパーを敷き込んだざるをボウルの上にセットして濾します。
ここは鍋も出汁もすごく熱いので、大人が作業してくださいね。
こうして取れた煮干し出汁がこちら!!
もうね、これだけで飲みたい!!ってくらいとっても良い香りです!
(実際にこれだけで少し味見しましたが、にぼしの旨味が凝縮されていて本当に美味しかった!!贅沢な味がしました♡)
1600mlの水で仕込みましたが、出来上がった出汁の量は1300mlほどでした。
煮てる間に300mlくらい蒸発したと言うことになりますね^^
出来上がり量が少し少なくなるということを考慮して作ると良いですね!
では、お味噌汁を作りましょう。
味噌汁は、4人分で600〜700mlの出汁を使って作っています。出来上がった出汁の半量を使いました。(残った出汁は冷蔵庫で2〜3日、もしくはフリーザーバッグに入れて冷凍すると2〜3週間保存可能です)
だし汁にカットした野菜を加えて、柔らかくなるまで蓋をして煮ます。
野菜が柔らかく煮えたら味噌を溶きます。
出汁がしっかり取れてると、味噌の量もそんなに多く必要ないんですよね。出汁って素晴らしい!!
最初は少なめにして、味見をしながら調整すると良いです。いろいろな味噌があるので一概には言えませんが、我が家の使っている合わせ味噌は大さじ2くらい使ったかな。
出来上がったお味噌汁をお椀によそい、小口切りにしたネギをあしらいます。
このネギを切るのがとても難しかったらしく、長さがバラバラですが、それが逆に風味よく食感もあって結果的に良かったんですけどね^^
出来上がったお味噌汁、とにかく香りの良さに驚きました!!
【丁寧に出汁をとることで、こんなにも美味しい味噌汁ができるんやね〜。】
【頑張って頭と内臓とって良かったね〜!!】
【にぼしの出汁って美味しいねー!】
感想が次々に出てきます^^
ずっと飲んでいられる、そんな美味しいお味噌汁でした。
間違いなく、この日のお昼ごはんのメインディッシュはお味噌汁だった♡
日々の忙しさを理由に、丁寧に出汁をとることから少し遠ざかっていた自分を反省。
時間のあるときに、テレビ見ながらでも娘と会話しながらでも良いから、煮干しの頭と内臓とる作業して、出汁パックに一回量を入れておくと良いかも!!
お徳用パックの煮干しがまだたくさんあるので、しばらく煮干し出汁でのお味噌汁を楽しもうと思います。
水出し出汁をとったり、粉末にしてだしパックにしたり、そう言う楽しみ方もできそうなので色々やってみます!!うまくいったら共有しますね。
娘の宿題のおかげで私の気づきと学びがたくさんありました。
手軽なものに助けられることが多いけど(決してそれが悪いこととは思っていません!)でもやっぱり丁寧な仕事には意味があるし、大きな違いがあるんですよね。大切にしなきゃな。
早速、明日からも煮干し出汁でお味噌汁作るぞー!
ますます味噌汁愛が高まりそうな我が家なのでした^^
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