きんかんはヘタの部分を取る。爪で取るか堅い場合は爪楊枝や竹串を使って。その後、しっかり水洗いして水気を拭き取理、包丁で上下を残して放射状に切り込みを入れる。

鍋に金柑を移して、たっぷりの湯を沸かし、沸騰後3分ほど煮る。身をつぶさないように気をつけて冷水に取る。
たっぷりの水に浸したまま、最低でも1時間、可能であれば一晩「渋み抜き」をする。

切り込みの間から竹串などを使って中のタネを取り出す。（面倒な場合はこの工程を飛ばしてもいいですが、やっておくと食べるときにタネを気にせずに一口でパクッと食べられるから是非ともやっておきたい作業です。）

厚手の鍋に金柑を移し、砂糖とひたひたに浸かるくらいの水を入れて中火にかける。沸騰したらアクを取り、弱火にしてコトコト煮る。
蓋を少しずらして弱火でコトコト、1時間ほど煮て火を止めてしっかり冷ましてからまた火をつけて煮る、という感じでゆっくり味を煮含める。

皮まで柔らかくなり、少しとろみが付いて金柑にツヤが出るまで煮れば出来上がり。

口に含むと、とろ～っとじゅわ～っと甘い密が口いっぱいにあふれる！金柑の甘露煮の出来上がり！きんかんの皮の厚みとか品種によって多少仕上がりは違ってきますが、苦味や酸味はなく、とても上品な味に仕上がります。おせちに加えると華やかになりますよ＾＾

ポイント
●冷蔵保存する場合は煮沸消毒した瓶にシロップごと入れて。3〜4週間ほど冷蔵保存可能。（ただし砂糖の量を減らすと保存期間が短くなるため、レシピ量より減らさないでください）
●シロップごと冷凍可能な容器に入れて冷凍保存することが出来ます。（3ヶ月ほど冷凍可能）
●弱火で加熱→冷ますを数回繰り返すことで、じっくり味を煮含めて。
●シロップはお湯割にしたりソーダ割にして飲むと美味しいです。ショウガ汁を加えると体も温まり喉も潤うホットドリンクになります！
●風邪予防に、喉の痛みのあるときにもオススメです。